・*:..。o○君の歌声○o。..:*・

傲慢と無垢故の自意識過剰、 それもまた愛すべき 暴君 、

きみが帰れなくなれば良い

別れ話、が
こうも考え方を変えてしまうんだな、と
自分でも、驚いている。

居なくなる筈がないって
絶対的な安心感が
すっかり無くなっちゃって

怖いな、って。


眠って起きたら、
ゆえくん、居なくなっちゃうんだろうなとか
目が覚めたら
やっぱり、好きになれない言われちゃうのかなとか

怖いな、
おいてかれちゃうの。


今度は愚図らないようにしよう、と思って
これが最後だから、って思い込めば
怖くなくなるかな、って

全部諦めておこうと思って。


ゆえくん、雨降ってるよ。
外寒いし、今日傘持ってきてないでしょ。

帰れなければ良いのにな、
このまま、ぐうぐう寝ちゃって
終電逃がしちゃえば良いのにな。


予定だってあるし、
私もやらなきゃいけないことあるから
そんなの通用しないって分かってる。


でも、怖いんだもん。
いつ次会えるか分かんないし
その度に、気持ちが変わっちゃってるんじゃないかって考えたら、
嫌になるんだもん。


きみが帰ったら、また泣いてしまいそうだ。



=遊兎=