・*:..。o○君の歌声○o。..:*・

傲慢と無垢故の自意識過剰、 それもまた愛すべき 暴君 、

きみと交わした言葉の分だけ

私はきっと、
囚われているんだと思う。


髪が随分伸びました。
心配されていたパーマも、長持ちしていて
もしかしたら、元の癖っ毛が
髪がかり的な巻き髪を保っているのかもしれない。笑


写真用のウェブサイトをまた、
立ち上げようと動いています。
いつも動くだけ動いて、頓挫してしまうんだけれどね。
今回はだいぶ向かおうとしてる。
どんな風になるかはお楽しみに。
まずは完成を祈っていてください。


そのときに、昔使っていたアカウントを見つけて
ぼんやりと見ていたら、
ないとさまと交わしていたブログを見つけてしまった。
本当に少しの期間だけ書いていた
二人だけの交換日記。

数日分読んで、なんだか
一人でタイムカプセルを開けてしまったような
罪悪感と恥ずかしさでいっぱいになり、画面を閉じた。

昼間だったから、なんとなく
そのことをないとさまにLINEで話してみた。
私から彼に連絡することはもう滅多になかったけれど
今日はなんとなく、特別な気分だった。

忘れていると思ったのに、
彼はちゃんと覚えていて、そんなもの今更読むなよなんて笑っていた。
中身は気になるけど、恥ずかしくて読みたくないから聞かない、なんて言っていて
きっと想像がついたんだろうな。


私も彼もまだ、10代だった。
出会っていろんなことがあって、
ようやくまた、手を繋いだときの日記だから
頭のなかお花畑で、二人だけの世界に溺れていた。
唯一の救いは、それを誰かに見せることなく
二人しか分からない鍵で閉じていたことだった。

私はきっと、このまま
アカウントが消滅するまで
あの日記を消せずにいるんだろうな。

忘れてしまうのが一番良いはずなのに
いつまでも忘れそうにない。

彼がくれた言葉のお陰で、
私は今、創作へと向かうことができているのだから。


彼はチェシャ猫。
木の上から、私の道を示してくれた。

歩いたのは私。
決めたのも、私だよ。

=遊兎=