・*:..。o○君の歌声○o。..:*・

傲慢と無垢故の自意識過剰、 それもまた愛すべき 暴君 、

本当はもう何もしたくない

綺麗な想いだけで
きみを映写し続けたかった。
お伽話のままで
そっと残しておきたかった。



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外で起きている問題と
私の中で起きている問題が
あまりにも観点が違いすぎて

感情が混じらない
合理的で義務的な行動ばかり出る。


対峙しているものが
両立してしまう

どちらにも傾かない天秤は
もう重量オーバーで。


何かを載せることも
退けることも
誰かの手が触れることも
拒んでいる。

遅かれ早かれ、壊れると思う。
ただ、その状態を
私はきっと受け入れられない。


今までみたいに
自分を壊すための衝動じゃなく
きっと他を破壊する方へと発散しそうで。


すべての可能性も
思い付く限りの予想も
全部裏切ってくれたなら

それなら、どれだけ
楽になれるだろう。


単純に泣けたならよかったのに。
何も知らずに居られたら良かったのに。

当事者でも部外者にも成り切れない
摩耗される役から逃げ出したい。


真実を知ったところで
幸せになどなれるわけないのだから


どれだけ悩もうが
苦しもうが

外へと出さえしなければ
"何事もなく"できる。


淡々と作業を繰り返す

輪廻に取り残された
私。



=遊兎=