・*:..。o○君の歌声○o。..:*・

傲慢と無垢故の自意識過剰、 それもまた愛すべき 暴君 、

エレファント・ブレス

本を読み終えた途端、
空白がやってくる。

平気だと
ちゃんと笑えるのに
急にね
心細くなるんだ。


私はひとりなんだ、って。
自分で望んだ筈なのに
情けないよね。


きみが居なくても
ひとりで歩いてゆけるように
強くなったのにね。


きみの居場所は
そこじゃないよ、って
手を引けたなら良かったのに。


きみとの契約、
護り続けて
ばかみたいね。


約束なんて
しなきゃ良かったのに。



嘘つき。

ねえ、
もっと罵らせてよ。

きみのこと考えるの辛いの。

傷付けさせてよ、
私が傷付いた以上に
きみも傷付いて

だめになってよ。




=遊兎=