・*:..。o○君の歌声○o。..:*・

傲慢と無垢故の自意識過剰、 それもまた愛すべき 暴君 、

ひやりとしたタイルに寝そべる

壊れてしまいそうだな、と
離人的に視ている。

諦めてしまったのか、また。


自分なんて要らないと
何度繰り返したんだろう。

やっと見出せた世界も
継ぎ接ぎだらけで
美しくなんかない。


創っていなければ
息ができないから
只、無心になって手を動かす。


溢れ出ていく
感情が
融け残った想い出をのせて
どこかへと流れる。


空っぽになって
何にも固執せず
ただ、諦めてく。

私である必要のない
塊に成り下がって。


干上がった水、
あの娘が喘いでいる。

でも、助けずに眺めている。

そのまま、消えてしまった方が
良いんじゃないかって


私の手で
悲劇になれば良いと

冷酷さすら感じないほど
無機質で機械的


壊れる前に
壊してしまいたい。


=遊兎=