・*:..。o○君の歌声○o。..:*・

傲慢と無垢故の自意識過剰、 それもまた愛すべき 暴君 、

いっそのこと飼い殺して

知れば知るほど
きみのこと
嫌いになっちゃいそう。


首から下げた
指輪は3つ。


動く度にリンと鳴る、
まるで鈴みたいで。


歩いても、
寝返りを打っても、
ここにいる、と隠せない。
自己主張して、
逃がしてくれない。

寝ても覚めても
私は囚われている。


じゃあ外しちゃえば?

それが出来たなら
4年前
きみの手を取らずに生きていたよ。


無我夢中で
きみを追うことも
きみを待つことも

なかったよ、



好きで埋まっていた器に
嫌いを山盛りにした。
ぎゅうぎゅうに押し込められて

悲鳴を上げたのは
私の方だった。


=遊兎=