・*:..。o○君の歌声○o。..:*・

傲慢と無垢故の自意識過剰、 それもまた愛すべき 暴君 、

きみに触れて壊れるのは私だ

何度も夢に見て、
何度も思い描いた、
彼との再会は

想像を絶するほどに冷たくて哀しい。

見つけたら、泣いて
殴ってやるんだ、と

そう意気込んでいた私はどこに行ったの。

きみとの言葉のやりとりは
いつも緊張感があったけれど
今回の緊張感は、比べ物にならない。

火傷のようにヒリヒリと痛む。
めまいと吐き気で潰れてしまいそうだ。



きみに触れたら
私はきっと壊れてしまう。

粉々になって、
もう戻れないかもしれない。

それでも生きなければならないのなら
それは地獄だ。


=遊兎=